top of page
  • 執筆者の写真桜井 夏来

多様な国籍の市民がともに暮らすまち、武蔵野へ

 武蔵野市では、外国籍の住民の数は少しずつ増えています。それに伴って、外国籍の子どもの数も少しずつ増えており、この傾向は今後も続く見通しです。

 「国際交流」というと少し言葉が硬いと感じますが、大事なことは、日本人の子どもも外国籍の子どもも一緒に育つ中で、お互いを知っていくことだと思います。障がいのある子どももそうですが、子どもの頃から一緒に育ち、遊び、学んでいく事で、大人になっても分け隔てなく一緒に地域で暮らしていくことが当たり前にできるようになっていくと思いますし、そうなっていくことが平和な社会を作っていくことにつながっていくと思います。学校や地域の中で一緒に育つこと、遊び学ぶこと、そういう時間や場を、もっと増やしていきたいと思います。

 武蔵境には「国際交流」の拠点施設である「国際交流協会(略称MIA)」があり、外国籍の人に対する支援と交流事業をおこなっています。いろいろな国の方に母国の料理を教えていただく料理教室など、良い取り組みをおこなっていると思いますが、場所が武蔵境のスイングビルの9階にあり、一般の人からわかりにくく、認知度が低いのが難点です。

 また、こうした取り組みはコミセンなど、各地のコミュニティにおいても行われていますが、ノウハウや人脈が共有されていないため、広がりが限定的なものになってしまうのがもったいないところです。国際交流協をより「見える化」して、子どもも含めた日常的な交流を活性化することが今後の課題だと思います。


閲覧数:14回0件のコメント

最新記事

すべて表示

認知症になっても安心して暮らせる場所の確保を

私たちが人の定めとしての終末期に向き合っていく上で、認知症についての取り組みは避けて通れない課題です。我が国では高齢化の進展とともに認知症の人も増加し、65歳以上の高齢者では7人に1人程度が症状を抱えているとされています。年齢を重ねるほど発症する可能性が高まるため、今後も認知症の人は増え続けると予想されています。 こうした状況に対して、現在の介護保険の制度の下では、必ずしも充分なケアの体制が確保さ

「男女平等に関する意識調査」から見えてくること

今年度は武蔵野市第五次男女平等推進計画の策定をする大事な年となります。そのために市は昨年度、現状を把握するため「男女平等に関する市民の意識調査」を実施しました。 男女平等に関する意識調査(令和4年度)(武蔵野市ホームページ) その結果を見ると、日常生活については、育児への従事の平均時間は女性「8時間以上」が27.1%と最も多く、男性は「1時間未満」と「1~2時間未満」がともに29.9%となっていま

TOPへ
bottom of page